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ワセミス・有栖川有栖先生講演会

2011/11/06 Sun
2年以上このブログを放っておいたので、ちょっと近況。昨日はWMC(ワセダミステリクラブ)主催・有栖川有栖先生の講演会@和敬塾でした。中学生の頃から読んでたので、ご本人が数メートル先にいらっしゃるかと思うと、少なからず感動を覚えた(笑)興味深い話が聞けてよかったです。創作の種明かしまではしないとおっしゃってましたが、いくつもの着想がまとまって新シリーズに行き着くところの話なんかはそれに結構近いのではないでしょうか。メモも取ってきたのでここでちょっと公開。

・同志社ミスは京ミスより古い説。入学前からミス研に入ろうと思っていたが、どこでも勧誘活動をしてなくて、数週間後にトイレの壁に貼られたポスターでようやく存在を確認する。
・学生アリスのEMCにモデルはない、有栖川先生の理想。
・作家になりたいというのは「ある種おそろしい夢」。何歳になっても諦めなくていいが、諦めるきっかけもない。
・今の筆力があっても再デビューの自信はない。キャリアの中でいちばん良かったことは、作家としてデビューできたこと。
・本格ミステリ作家クラブの会長職はあいさつとアンソロ序文。
・クラブをどこかの方向に引っ張っていく考えはない。シンプルに続けていくことが必要。
・作風が変わった、重いことを書いているが何かあったのかと言われることはあるが、本人には特に曲がり角の自覚はない。
・新シリーズはタイトルがまず先にあった。7,8つの着想から。
・「探偵」というのは、姿や年齢、職業は違っても、結局やることは同じ。歴代の「探偵」たちがずらっと並んでると、わくわくするよりちょっと白ける。「仮装行列みたい」
・だから探偵=良くないこと、の社会を書いた。自分と同い年の探偵(江神、火村に続けば今度は初老の探偵)は当たり前すぎるので、自分とはうんと遠い10代の少女探偵。
・『八つ墓村』は江神でも火村でも書きたくて書けなかったから、新シリーズの3作目で。
・ブログやTwitterはやる予定なし。そもそも人付き合いが好きな方ではないし、でもやり始めたら面白いこと書こうとサービスしちゃう。その間に小説書く。本末転倒。
・作家アリスに完結編はない。……今のところ。
・ずっと34歳のままのファンタジー。責任もそこまで重くないしフットワークも軽いこの年令は扱いやすい。浅見も33。
・でもずっと同じ年だと、属する世代というものが存在しない。悲しいキャラクターではある。
・オール推理の短編で大学生火村を書いた(!)。でも書きにくい、何年のことだかわからないのでボカしてある。車は何にしたらいいのか?
・江神シリーズは終わる。ずっと終わらない学生時代なんて気持ち悪い。
・本格と非本格は江戸川乱歩の定義に準ずる。狭義から広義まであるが、謎が解けることの驚き、不思議を重視。
・非本格というのは、そこにこだわらないミステリ。謎を解かない代わりに秘密が暴かれる、これにロジックは不要。
・困るのは叙述ミステリ。謎がない、仕掛けで驚かせる。本格ミステリの中心ではないが一部ではある。
・謎について応えを知っている人は生きていないのが理想。誰か知ってるなら「聞けよ!」と思う。
・だから殺人事件が合っている。被害者は答えを知っていても喋れない。答えを喋れるのは「イタコか探偵だけ」。
・本当なら死んだ人の声を聞きたい、幽霊が出てきてほしい。本格ミステリは幽霊の存在を認めないけど、探偵は推理をしてくれる。
・江神シリーズは第一短篇集(来年の暑い時期)→長編→第二短篇集。長編のイメージはまだ固まっていないが、終わっちゃうと寂しい。
・メディアミックスについて。まんがやドラマCDはいろんな解釈で作られる。自分の作品とは離れたところで見ている、ちょっと人ごと。
・安楽椅子探偵はミステリとしては邪道。100万の人に出題してこんな少しの人しか分からないのはいい問題ではない。2~3割に分かったほうが問題としてはいい。むしろ本格ミステリのパロディ。
・キャメルがなくなってしまうと困るんです、とJTの人に聞いた。するとキャメルに似てる銘柄、味が似てる銘柄のご提案が(笑)「ちょっと違う」。
・キャメルは外国たばこなので、自販機で買えなくなっても専門店に行けば買える。火村が買いだめしているところは想像しない。
・最初吸わせるタバコを決めた時、途中でなくなったら困る、「キャメルなら不滅」と思ってこれにした。でもなくなった。愛車のベンツも同じように決めたのに、途中でメルセデスと合併するし、火村に使わせると危ない?
・小説は自分のものだと思っているが、完結するのは読者が読み終わった時点。小説を読んで面白いと思ったなら、それはその人が構築したもの。面白かったと思わなければ、それは「合わなかった」。
・どこまで読者に期待していいのか、届いているのかは分からないが、なにか伝わっていると思わなければ書けない。どこかで誰かに伝わっている可能性。
・ロジック重視のミステリ。基本は「常識」。作者の常識がずれていてはダメ、最大公約数であること。ミステリでも「命が大事」。
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タグ : ミステリ

Secret Codes And Battleships

2011/11/06 Sun
だいぶだいぶご無沙汰しましたが……他に感想を書く場所もないのでここで。ダレンの4年ぶりの新アルバムです。

ポップに戻る!という宣言のもとに出されたので、だいぶビクビクしてました……(だって、SGの再来!って何度も煽られたら、そりゃ怖くなりますよ……SGはダニエルもいてSGなんだからいくらダレンが一人で頑張ったところでSGになるはずはないし、だいいちSG時代からはもうだいぶ時間の経過が(笑)いまSGっぽい曲をやられても正直困る)。
今回もアルバム発売前にはたくさんダレンがteaserを出しててくれたんですが、それを聞いていた限りでは……残念ながらそこまで力強くはない。先行シングルではBlack out the sunが好みかなと思ったくらいで。

で、通販からCDが届いてからもちょっと寝かせてから聞いてみたんですが、確かに前評判通り、そつなくまとまった印象。前2作ほど暗くないし尖ってない。売れ線ポップっぽさがかなり強い部分もありますが、前作までのダレンソロらしさは所々で顔を出します。ダレンの声はいつもどおりにパーフェクト。
数回聴いてみてお気に入りになったのはBlack out the sunと、God walking into the room、Hurt、限定版ボーナストラックのExplodeかなー。Hurtは特に、ここ最近のダレン内省ソングの中では一番好き。ちゃんと自分で分かってんじゃん!と言いたくなりますが(笑)誰からも愛されないもん、と言っていじけるよりも、こうして自分のしたことを客観的に(多少自棄になった感はあるが)見てくれるほうがほっとします。
歌詞はNearly loveの"Now I love you only slightly less than I loved you", "My nearly love is not real enough to be the one"っていうのがいいなあ。こういう振り返り方ができるようになるのはいいですね、いや、具体的に何をとは言いませんが……。
Explodeは最初聴いてちょっとアレンジがなあ、曲はいいのに、と思ったんですが、海外のBBSでやたら評判が良かったのでちゃんと聴いてみたら、はまりました。このファルセットへの移り方がダレンらしい。

そして、こだわりのアートワーク。私は好きじゃない(笑)ごちゃごちゃしてるんだもの……。このコラージュ感が目的なんでしょうけど、いまいち合ってない。

期待するほど売れるアルバムではないだろうなあというのが率直な印象ですが、思ったよりかは良かったかな……。ちょっと今回はダレンが「チャートに返り咲く」的な熱の入れ方をしていたのが気にかかるところですが。ダレンのファンはすごーくダレンに忠実な人が多いので、本人に直接届く感想ってのはだいたい好意的なんですよね。でも実売数ってことになると難しい。ダレンがどうこれを受け止めるかなー……ま、ファンがそこまで心配する必要はないと思うことにします(笑)。

タグ : DarrenHayes 洋楽
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