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Affirmation - Savage Garden

2008/07/07 Mon
こんなにアップテンポの曲が多いのに、こんなに落ち込みたくなるアルバムって……。歌詞をじっと見ながら一通り通して聴いてみたんですが、まだ二回目を聴ける精神状態じゃない。

この歌詞は本当にまずいね……。ダレンの日記を読んでるようなもので、この当時に大体何が起こっていたかを重ね合わせると、どれもこれもすごくリアル。なんだかもう……ジョンジー愛されてんな! この切実な気持ちをダニエルは本当に読んだのだろうか? Affirmation発売前からのすれ違いだとインタビューでは言ってるけど、これを見るともうアルバム制作期間内からダレンは相手が離れていくことを予想してたんだなと思います。たとえ声に出して言われなくても。このころは一人でNYCに住んでたんでしたっけ……離れた距離がここまでストレートな歌詞を書かせたのかもしれません。ファンが知ることのできるダレンの一端の中で、一番素直なのが詞と曲ですから、これを読んで聴いてしまうと、かなりディープなところまで来てしまった気がする。

ちょっとダレンの詞と曲の比重が大きすぎて、ダニエルがこのアルバムにどうやって関わってるのかまだ理解できていない。確かに作曲は共同作業かダニエルがメインで書いたものが多いんでしょうけど、彼の方はどういう気持ちでこのアルバムを作ったのかしら? 確かにダニエルの作る曲があってこそのSavage Gardenで、このアルバムだって紛れもない二人の作品だということは理解できるはずだけど、本当に表立っては出てきてないという気がする。むしろダニエルがプロデューサーの立ち位置にいるというか、完全に作曲、裏方に回ってしまったような印象。
もしかしてこのスタンスで解散もせず続けていくことになっていたら、それはSGという名前でも限りなくダレン一人を中心にしたもので、二人はプロデューサーと歌い手っていう関係に近づいていっていたのかもしれない。私はある意味、続けていく上ではそれも一つの形だったんじゃないかなと思いますが、解散したからにはもう今さらごちゃごちゃ言っても仕方ないので……。

と言いつつやっぱりごちゃごちゃ言ってみることにすると、ダレンが再結成について"Never."と言明したり、ダニエル・ダレンが「もう今はお互いに話さない」と言っている今でも、ダレンソロでのTTMABの最後の"Don't get me wrong"や今のダニエルがダレンとのこと、SGでのことを話す様子から、私はまだまだ希望を持っています。確かに完全復活(SG名義でのライブとかSG名義でのアルバム作成とかね)の可能性は非常に低いだろうけど、いつか二人でもう一度曲を作ってくれるだろうと。ダレンソロのCDにダニエルが一曲だけ曲を寄せてくれるだけでいい、ダレンソロのライブで一晩だけ、一曲だけ一緒に舞台に立ってくれるだけでいい、それだけでファンは安心してSGを克服することができるのになあ……。

→二回目三回目、歌詞を見ずに聴く(笑)。ああ、でも歌詞を聴かないようにすると純粋にすごくいい! リスニングが下手だとこういう芸当ができるからほっとしますね。
ジャニーズの曲のイントロみたいで若干驚かされるタイトルチューンからアップテンポの曲が続く中盤にかけては本当にポップ。終盤はダレンの声をじっと聴ける落ち着いた曲構成で、歌詞を考えると確かに切ないけど、非常に良曲ぞろいの秀作です。
でも不思議なことに、どれを聴いてもいい曲なのにアルバムとしては「最高傑作」とは言わない気がするんだよなあ。曲の触れ幅は前作の方が上で、そっちも私は大好きですがやっぱり最高傑作とは言わない。最高のアルバムはたぶんもっとすごくなれるっていう期待があるし、ここまでで彼らの仕事を終わりと思いたくないっていう気持ちがあるのかもしれない。結局、バンドとしても完成形を見る前に、ってことなんでしょうか……ああ……。

タグ : SavageGarden 洋楽
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